ISSUE
CO2とプラスチックが、
地球環境を急速に悪化させている
私たちの暮らしを快適にする「プラスチック」。その夢のような利便性と引き換えに、私たちは知らず知らずのうちに、自然界に大きな歪みを生み出していました。
47%
プラスチックごみの燃焼によって発生するCO2の濃度は、2018年に観測史上最高値を更新(1750年頃と比較して47%増加)。※1
5位
日本のCO2年間排出量は世界5位。※2
廃棄プラスチックの処理を輸出に頼っており、その量は世界第2位。※3
800万トン
海に流れ込むプラスチックゴミは年間約800万トン。
2050年には、海に住む魚の重量を超えるといわれている。※4
OUR GOAL
CO2とプラスチックによる環境悪化を止める
環境省のガイドラインによると、カラーズの年間CO
2排出量は「3055.0t
※5」に上ることがわかりました。私たちは、4つの「カーボン・オフセット プロジェクト」を立ち上げ、事業活動における本格的なCO
2削減を目指します。さらに、商品をつくりだす上で必要不可欠な「植物原料」においては、採用する上での2つのルールを策定します。
カーボン・オフセット プロジェクト
原料:石油由来原料は、できる限り排除。排出されるCO2に責任を持ち、CO2を増やさない仕組みを構築します。容器/資材:可能な限り、バイオマスプラスチックなど環境配慮型の容器と資材を採用。2022年までの移行完了を目指します。販売/輸送:販売や輸送時のCO2排出量をまずは正しく把握し、さまざまな工夫でCO2排出や廃棄物を削減します。オフィス:すべての社員への意識づけを行い、資源の利用を最小限に抑え、環境に配慮したオフィス環境を目指します。
植物原料ルール
好循環原料ルール:作り手が明確か?環境に悪影響を及ぼさずに生産され、公正な取引が行われているか?を基準に原料を選定します。さらに、日本産精油の積極的な採用を行います。植物由来合成原料ルール:植物由来合成原料の中には、効率化・利益優先で自然環境に悪影響を与える原料も存在します。私たちは、植物由来合成原料を見極める指標として、1990年代にアメリカで生まれた「グリーンケミストリー」という基準を活用。2040年にはグリーンケミストリー原料の100%使用を目指します。
グリーンケミストリーの12カ条
廃棄物を出してから処理するより、出さない手法を採用する原材料を可能な限り無駄なく製品に変換出来る製法を設計する原材料も生み出す製品も、可能な限り人体にも環境にも害のないものを選ぶ必要な機能を満たしつつ、可能な限り毒性の低い物質を作る補助物質の使用を避け、必要な場合には安全性の高いものを利用する常温常圧での反応を選ぶなど、可能な限りエネルギー効率の向上を心がける再生可能な資源を原材料として使用する廃棄物の元となる一時的な化学修飾処理は可能な限り回避する触媒反応を取り入れることで廃棄物を最少化する使用後には環境中で分解する物質を取り入れ、環境への負荷を低減する製造と同時に品質測定を行うことで、意図せぬ副生成物発生による汚染を防ぐ事故や環境汚染につながる危険性のある物質を可能な限り取り入れない
2030年までに
カーボン・ニュートラルの達成容器/資材の50%削減透明性・公正性・持続可能性が担保された精油と植物原料のみを取り扱うグリーンケミストリー原料の取り扱いを60%に
2040年までに
カーボン・ポジティブの達成容器/資材の90%削減創業以来排出したCO2を回収精油や植物原料農場が増加し、環境と社会に好影響を与えているグリーンケミストリー原料の取り扱いを100%に