PROJECT
STRESSFUL LIFE 現代人のストレス
ISSUE ストレスは、現代人の体を蝕む根元である
ストレスは、生きていく上で様々な困難を乗り越えるための体のスイッチとなりうるもので、人はストレスがないと生きていけません。しかし、過剰なストレスは、自律神経やホルモンの乱れを生み、体に様々な影響を与えます。
29.1%

厚生労働省の調査によると、29.1%の人が、睡眠不足の理由に「悩みやストレス」と回答。※1

62

世界156カ国を対象に行った幸福度ランキングで、日本は62位。これは、G7の中で最下位。※2

OUR GOAL ストレスを日常的にケアして、強い心と体を作る
私たちは「精油の力」を解明し、精油で日常的にストレスをケアする社会を目指します。まずは、効果が実証された、企業秘密の「ストレス精油レシピ」を一部公開。精油の力に対する気づきの場を提供します。また、より多くの方に精油によるストレスケアを取り入れていただけるよう、製品やイベントなどを通して、気軽にストレスケアを実践できる環境を整備していきます。
2030年までに
多角的に証明された精油によるストレスマネジメントメソッドを生み出す
2040年までに
精油によるストレスマネジメントを日常化する
※1 「平成12年 保健福祉動向調査の概況」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/hftyosa/hftyosa00/kekka10.html)   ※2 Helliwell, John F., Richard Layard, Jeffrey Sachs, and Jan-Emmanuel De Neve, eds. 2020. World Happiness Report 2020. New York: Sustainable Development Solutions Network.
GLOBAL ENVIRONMENT 地球環境
ISSUE CO2とプラスチックが、
地球環境を急速に悪化させている
私たちの暮らしを快適にする「プラスチック」。その夢のような利便性と引き換えに、私たちは知らず知らずのうちに、自然界に大きな歪みを生み出していました。
47%

プラスチックごみの燃焼によって発生するCO2の濃度は、2018年に観測史上最高値を更新(1750年頃と比較して47%増加)。※1

5

日本のCO2年間排出量は世界5位。※2
廃棄プラスチックの処理を輸出に頼っており、その量は世界第2位。※3

800万トン

海に流れ込むプラスチックゴミは年間約800万トン。
2050年には、海に住む魚の重量を超えるといわれている。※4

OUR GOAL CO2とプラスチックによる環境悪化を止める
環境省のガイドラインによると、カラーズの年間CO2排出量は「3055.0t※5」に上ることがわかりました。私たちは、4つの「カーボン・オフセット プロジェクト」を立ち上げ、事業活動における本格的なCO2削減を目指します。さらに、商品をつくりだす上で必要不可欠な「植物原料」においては、採用する上での2つのルールを策定します。
カーボン・オフセット プロジェクト
原料:石油由来原料は、できる限り排除。排出されるCO2に責任を持ち、CO2を増やさない仕組みを構築します。容器/資材:可能な限り、バイオマスプラスチックなど環境配慮型の容器と資材を採用。2022年までの移行完了を目指します。販売/輸送:販売や輸送時のCO2排出量をまずは正しく把握し、さまざまな工夫でCO2排出や廃棄物を削減します。オフィス:すべての社員への意識づけを行い、資源の利用を最小限に抑え、環境に配慮したオフィス環境を目指します。
植物原料ルール
好循環原料ルール:作り手が明確か?環境に悪影響を及ぼさずに生産され、公正な取引が行われているか?を基準に原料を選定します。さらに、日本産精油の積極的な採用を行います。植物由来合成原料ルール:植物由来合成原料の中には、効率化・利益優先で自然環境に悪影響を与える原料も存在します。私たちは、植物由来合成原料を見極める指標として、1990年代にアメリカで生まれた「グリーンケミストリー」という基準を活用。2040年にはグリーンケミストリー原料の100%使用を目指します。
グリーンケミストリーの12カ条
廃棄物を出してから処理するより、出さない手法を採用する原材料を可能な限り無駄なく製品に変換出来る製法を設計する原材料も生み出す製品も、可能な限り人体にも環境にも害のないものを選ぶ必要な機能を満たしつつ、可能な限り毒性の低い物質を作る補助物質の使用を避け、必要な場合には安全性の高いものを利用する常温常圧での反応を選ぶなど、可能な限りエネルギー効率の向上を心がける再生可能な資源を原材料として使用する廃棄物の元となる一時的な化学修飾処理は可能な限り回避する触媒反応を取り入れることで廃棄物を最少化する使用後には環境中で分解する物質を取り入れ、環境への負荷を低減する製造と同時に品質測定を行うことで、意図せぬ副生成物発生による汚染を防ぐ事故や環境汚染につながる危険性のある物質を可能な限り取り入れない
2030年までに
カーボン・ニュートラルの達成容器/資材の50%削減透明性・公正性・持続可能性が担保された精油と植物原料のみを取り扱うグリーンケミストリー原料の取り扱いを60%に
2040年までに
カーボン・ポジティブの達成容器/資材の90%削減創業以来排出したCO2を回収精油や植物原料農場が増加し、環境と社会に好影響を与えているグリーンケミストリー原料の取り扱いを100%に
※1 「温室効果ガス年報 第15号」(WMO)(https://www.data.jma.go.jp/env/info/wdcgg/GHG_Bulletin-15_j.pdf)   ※2 全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)   ※3 国際環境NGO グリーンピース・東アジア調査 2018年1月~11月実績   ※4 「令和元年版 環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」(環境省)(https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/r01/html/hj19010301.html#n1_3_1_1)   ※5 2018年8月~2019年9月/環境省「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドラインver.2.3 」に基づく温室効果ガス排出量の算定結果(CO2 換算値)
RURAL DEPOPULATION 地方衰退
ISSUE 地方の人口流出がこのまま続けば、地方自治体が半減へ
いうまでもなく、日本の人口は東京圏一極集中型です。自然豊かな地方には、地域活性化の切り札となる資源が充分に存在します。しかし、マンパワーが伴わず、有効活用できていないのが現状です。
3.5%

東京圏の国土面積は日本全体の約3.5%で、そこに人口の約30%が居住。※1

49.8%

このまま地方の人口流出が続くと、全体の49.8%の地方自治体が消滅の可能性があるという調査報告も。※2

OUR GOAL 衰退する地方に産業を生み出し、活性化する
日本の地方には、さまざまな農業資源が眠っています。そうした地方で作られた作物を精油化することで新規事業を創出し、地方農家の収入を拡大。精油のブランド力を強化し、欧州を中心とした全世界へ輸出するなど需要を拡大し、地方の雇用創出を目指します。さらに、地方に対してリトリート×観光×農業の「地方リトリート開発」を行い、地方創生につなげることを目標としています。
2030年までに
3億円規模の精油事業を1カ所創出リトリート施設を1カ所創立
2040年までに
3億円規模の精油産業を5カ所創出リトリート施設を3カ所創立
AGING SOCIETY 少子高齢化
ISSUE 日本の高齢化率は世界一。現役世代の負荷が増加
2018年、日本の平均寿命は過去最高の男性81.25歳、女性87.32歳※1になりました。日本の高齢化率は世界随一で、この状況は、相対的貧困やジェンダーギャップなど日本が抱える様々な問題と密接に関係しています。
1

日本の高齢化率は、27.7%と世界第1位。※2
平均年齢(中位年齢)は48歳程度と、アメリカや中国の38歳と比べ、とても高くなっている。※3

2.3

現在、高齢者ひとりを現役世代2.3人で支えている状況。※2
日本の医療費は43兆円を超え、65歳以上の医療費が全体の約60%を占める。※4

OUR GOAL 高齢者のQOLを高め、現役世代の負荷を減らし、介護者のケアを進める
高齢化社会において需要が高まる介護の現場で、関わる人々のストレス軽減を目指します。まずは介護者・要介護者双方の心身ストレスを、自律神経やホルモン、免疫などのデータを取得することで多角的に可視化。エビデンスを取得した精油ブレンド、精油アイテムを提供し、QOL向上に貢献します。
2030年までに
精油によるQOLマネジメント実施人数を、要介護者で5万人、介護者で1万人に
2040年までに
精油によるQOLマネジメント実施人数を、要介護者で10万人、介護者で2万人に
DIVERSITY 多様性
ISSUE ジェンダーギャップやLGBTQ理解への未熟さが存在
男は働くべき。女は家事をすべき。男女で愛し合うべき。日本には無数の「あるべき」が存在する。こういった古い慣習や固定概念による差別や不理解は、自分らしく生きる権利を奪い、女性の活躍を妨げています。
121

日本のジェンダーギャップ指数は153カ国中121位、G7の中では最下位。※1

5.2%

日本の上場企業役員の女性比率はわずか5.2%。※2

10人に1

日本のLGBT自認者は約10人にひとり。※3

OUR GOAL 個性が尊重される社会を目指し、LGBTQやジェンダーギャップ理解の輪を広げる
私たちは、日本に深く根付く古い慣習や固定概念をなくすために、まず社員の教育を実施し、男性の育児休暇取得推進など、社内の仕組み整備に着手します。ゆくゆくはワークショップなどを実施して周囲の理解を促進し、多様な個性が尊重される社会、誰もが生きやすく、活躍できる社会の実現を目指します。
2030年までに
カラーズのすべてのパートナーが多様性を尊重した企業活動を行う
2040年までに
日本で多様性を尊重した考え方・行動をとる人を増やす
※1 World Economic Forum, Global Gender Gap Report 2020(http://www3.weforum.org/docs/WEF_GGGR_2020.pdf)   ※2 東洋経済新報社「役員四季報2020年版」   ※3 LGBT総合研究所「LGBT意識行動調査2019」
POVERTY 貧困
ISSUE 目に見えにくい、相対的貧困という問題
途上国などGDPの少ない国における貧困は“絶対的貧困”と位置づけられますが、日本で問題になっているのは“相対的貧困”。これは、その国の文化や生活水準と比較して困窮している状態を指します。
6人に1

日本の相対的貧困率は15.7%で、約6人にひとり。※1
これは世界でワースト14位、G7の中ではワースト2位。※2

7人に1

未来を担う子供の相対的貧困率は13.9%で、約7人にひとり。※1
これは、シングルマザーの就業の難しさと密接に関係しています。

OUR GOAL 相対的貧困による将来への弊害を軽減する
私たちは「出産・育児を機に離職を余儀なくされ、正規での就業ができなくなる」「安定した収入が得られなくなり貧困に陥る」という負のスパイラルを断ち切り、家庭環境を問わずすべてのママが働き続けられる雇用環境のパッケージ開発を目指します。社内での実践はもちろん、取引先や人材会社、社会へ向けてのメッセージを継続的に発信します。また、日々の生活物資を必要とする児童養護施設に、物資の支援やサポートを行います。
2030年までに
シングルマザーの雇用環境による心理的不安、周囲の不理解をなくす児童養護施設への支援の輪を拡大
2040年までに
仕事をすることで貧困から脱却できる社会の実現子供へのサポートが当たり前の社会の実現
COLOURS NEXT20
STATEMENT
2000年の創立から20年。

カラーズは、東京発の
オーガニックコスメカンパニーとして
多くの人に寄り添い、変化を繰り返してきた。

この20年、私たちを取り巻く環境や地球は
どのように変化しただろう?

地球温暖化。海洋汚染。
私たちの暮らしが便利になるにつれ、
地球に与えられた代償は大きくなり続けている。

地球の悲鳴と比例するかのように、
「ストレス」という見えない敵は、
さらに私たちを苦しめるようになった。

2020年からの20年。

カラーズは、
“モダンクリーンカンパニー”へと進化する。
今、目の前に迫る、地球と私たち「人間」の
危機と向き合い、
社会問題をアップデートすることを目指して。

植物の力を信じて。
新たな20年へ。
MOVIE